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マーケティング ①  ~ 誤解されている「マーケティング」という経営課題【Vol.007】 

皆さま、こんにちは。

福岡県中小企業振興ンセンター専門家派遣アドバイザーの林です。

今回はマーケティングにスポットを当ててみます。

  

突然ですが、皆さま「マーケティングをひと言で説明してください」と言われたら、

どのように答えますか。

 

いろんな意見があると思いますが、わたしは「売るためのしくみづくり」と答えています。

  

タイトルで“誤解されている”と述べていますが、これを踏まえて付け加えるなら「売ること(売る活動)そのものではない」ということです。売ることそのものは“販売、セールス”であり、原則としてマーケティング活動とは別個のものです。しかし、この点はよく混同、誤解(あるいは、あいまいに理解)されているようです。

 

皆さまもよくご存じのドラッガー先生が興味深いことを言っています。

「マーケティングの理想は販売を不要にすることである。」すなわち、誰かを介して顧客にプッシュしなくても、顧客が自ら手に取ってくれるように仕向けることがマーケティングの目指すところであると述べたかったのでしょう。

 

さて、極端ではありますが、いったんマーケティングと販売(営業)は対立する概念と捉えて、いま一度マーケティングについて考えてみましょう。

すると、なぜ日本の企業はマーケティングが弱いと言われるのかが見えてきます。

 

少々長くなりましたので続きは次回に譲ります。次回はマーケティングを成功させるためのポイントについて考えてみましょう。

  

それでは、また次回。