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働き方改革を企業の力に【Vol.009】 

皆さま、こんにちは。

福岡県中小企業振興ンセンター専門家派遣プロジェクトマネージャーの

林です。

  

「働き方改革」が叫ばれるようになって数年が経ちますが、ここ最近の政府の

施策は矢継ぎ早、かつ、具体的であり「これは本気だな!」と思わせるようなものです。

  

例えば、皆さまもご承知のとおり、この4月1日より使用者には年次有給休暇が10日以上付与される労働者について、実際に5日以上取得させる義務が課さることとなりました。

 

バブル崩壊前の「モーレツ」と言われた時代、崩壊後の「失われた30年」を経験してきた世代からは、昨今の働き方改革にまつわる話は経営者に不利な、経営を圧迫する施策、甘ったれた生ぬるい風潮と見えるかもしれません。

 

しかし、時代は変わったのです。仮に労働者保護が法令として強化されなかったとしても、社会的にもはやかつてのような働き方を従業員に求めることはできなくなっていくことでしょう。

 

この時代の変化を真摯に受け止め、 今の時代にマッチした使用者と従業員の関係、組織運営のあり方、経営スタイルを模索していく必要があります。

 

これをむしろチャンスと捉える発想の転換が重要かもしれません。やりようによっては経営側と従業員がもっと近づいて、より会社が一丸となることができるからです。

 

今年度のコラムでは、働き方改革にまつわるトピックも織り込んでいきたいと思っていますし、専門家派遣でもそのようなテーマの支援に取り組んでいくつもりです。

 

それでは、また次回。