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『効率化! 情報化!! 費用対効果!!!②』【VOL0015】

 

皆さま、こんにちは。 福岡県中小企業振興センター専門家派遣プロジェクト

マネージャーの林です。

   

前回に引き続き情報化(IT化)の推進について考えます。

 

情報化を進めることで“自動的に”業務効率が上がることは少ないため、

情報化投資の効果を上げるためにはシステムベンダー任にせず、企業が主体的に検討・準備すべきです。

 

おおまかではありますが、一般的には次のようなことを検討しつつ投資対効果を見極めます。

①情報化投資の目的を明確にする

②自社の業務の流れ(業務フロー)を把握し、問題点を洗い出す

③情報化したい業務の検討(問題点の改善)

④システム要件の検討、まとめ

 

情報化は経営力を向上させるためのツール(手段)であって目的ではありません。

したがって、中長期的な視点から経営戦略として何を達成したいのかを十分に検討し、明らかにすることが重要です。これが明確でないとシステム選定やシステムベンダーとの交渉が迷走し、結果として必要でない投資が行われてしまいます。

 

また、情報化投資においては、すべてを情報化で乗り切ろうと考えるのではなく、人間が行ったほうが効率的なこともあるということを頭の片隅に置いておく必要があります

 

経営環境の変化のスピードが早い現在、システムに縛られない業務フローのほうが効率的ということも十分にあり得ます。

 

AIIoTが話題となっていますが、まだ情報化はあくまで人間の業務をサポートするという位置づけに留まるものです。したがって、情報化を推進していくにあたっては、併せて人間が行う業務の変革を促すものとしていくことが大切です。

 

このような情報化に伴う経営戦略の検討や人間が行う業務の改善などは、専門家派遣を活用して行うことができます。

 

そのほか、情報セキュリティ体制などITに関わる社内システムの構築などもお手伝いしています。

 

お気軽にご相談ください。